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2006年04月01日

犬の皮膚病について

犬の皮膚病について




犬の皮膚病は非常に多く、なかなか完治しない、とてもやっかいな病気です。
犬の皮膚病の、 実に半分以上は「痒み」の症状をともないます。
その強い痒みの為に犬は患部を引っかいたり舐めたり噛んだりします。

そうすることによって皮膚にかき傷ができたり、脱毛になったり、
また、これに細菌の二次的感染が加わると皮膚の状態はさらに
悪化してしまいます。

問題は身体的なものだけではなく、皮膚病が進行していくと、
犬の精神も不安定になり、落ち着きがなくなったり、人に噛み付いたりします。

状態を悪化させないためにも、飼い主の方は犬が送る「サイン」を発見し
直ちに対応してあげなければなりません。

市販の薬などを使って治療してあげることも可能ですが、
誤った処置を行なうと、かえって取り返しのつかないことになってしまう恐れもあります。

例えば「寄生性皮膚病」の代表的な「毛包虫症(もうほうちゅうしょう)」等は
別の皮膚病と見誤ってステロイド(副腎皮質ホルモン)系の薬を使ってしまうと
皮膚病が進行し、その後、本来の原因に気づいて、
毛包虫症に効く殺虫剤をいくら使っても治らなくなってしまったりしますし、
混合感染や慢性化して、薬に対して抵抗力を持つ病気などや、
血液検査をしないと診断のつかないものもありますので、
お近くの動物病院できちんと診察していただくことを強くお勧め致します。

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2006年05月01日

犬の皮膚病の兆候

犬の皮膚病の兆候



主な犬の皮膚病の大半は、脱毛やかゆみの症状を伴うと言われています。
脱毛に関しては、一目でわかりますが、
かゆみの症状は、ワンちゃんがかゆがる動作に気づかなければなりません。
かいた部位が傷口となり、細菌などによる二次感染が起こると
皮膚病はさらに悪化してしまいます。
飼い主の皆さんはワンちゃんの
この兆候を見逃さないようにしてあげてください。

犬はかゆいとき、一般的に次の4つの動作をします。
「なめる」
「咬む」
「吸う」
「引っかく」

これらのうちどのかゆがり方をするかということも、
重量な診断のポイントになりますので、
病院で診察を受けるときには、
「いつから症状が出たのか」
「どの部分をかゆがるのか」
「どんな時にかゆがるのか」
「どのようにかゆがるのか」

ということを説明できるようにしておくと良いでしょう。

2006年09月01日

犬の皮膚病の原因

犬の皮膚病の原因



犬の皮膚病の原因は大きく4種類に分類できます。
バイ菌による細菌性皮膚病
ノミ、ダニなど皮膚につく寄生性皮膚病
カビなどを原因とする皮膚病
それ以外の皮膚病
 (アレルギー性皮膚病や、ホルモンなどの内分泌系異常を原因とする皮膚病など)

食事が原因で、犬が痒がることもあります。
幹部は 主に顔、頭部、耳、首や尻尾、肛門周辺などですが、
それ以外の部位に及ぶこともあります。

この食事アレルギーは、犬種・性別・年齢に関係なくかかり、
特別かかりやすい時期というものもないため、
常にかかる恐れがあります 。

食事アレルギーの原因になりやすいものとしては、
肉・牛乳・卵・トウモロコシ・小麦などがあります。
食事アレルギーは、アレルギーの対象にならない食べ物を与えて治療します。
しかし、アレルギーの対象となる食べ物を見つけるのは容易ではありません。
したがって、治療には時間と根気が必要です。

動物病院には食事アレルギーの治療食を用意してあるところもあるので、
獣医師に相談し、指示に従って与えてあげてください。

これらの皮膚病の多くは、症状として脱毛や痒みを伴うのが特徴です。
この痒みによる皮膚病の簡易判定法がありますので、是非試してみてください。
・身体の前の部分を痒がっている場合…アレルギー性皮膚病の可能性があります。
・身体の後ろの部分を痒がっている場合…寄生性皮膚病の可能性があります。

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2006年10月01日

犬の皮膚病の予防

犬の皮膚病の予防



犬の皮膚病を予防のするためには、犬の健康と生活環境をしっかり整えてあげることです。

まず、ワンちゃん自身についてですが、散歩の後にお湯で足を洗ってあげましょう。
汚れや臭いが気になるときはシャンプーで洗いますが、
健康な状態であればシャンプーは週に1、2回程度で構いません。
犬と人間は皮膚のpH度が違いますので、必ず犬用のシャンプーを使ってください。
犬は全身が毛で覆われているため蒸れやすく、人間と違い皮膚が弱いため
皮膚に強い刺激を与えないように気をつけてあげてください。
毎日濡れたタオルなどで拭いてあげるだけでも、十分に清潔を保てます。
体を綺麗にしたら、ブラッシングコーミングを行いましょう。

次に食生活についてですが、これは栄養バランスのいい手作りのものが一番です。
これは市販のドッグフードだと、たとえ総合・完全栄養食のものでも
体で栄養を吸収する酵素自体が熱処理によってなくなってしまっているからです。
出来るだけ多数の作物からとった酵素をとり入れてあげるのが理想です。

環境については最近やダニが繁殖しないように
犬小屋や、布団、食器やサークルなどは常に清潔にしてあげてください。

2006年11月01日

犬の皮膚病の対策

犬の皮膚病の対策


画像のような皮膚ケア商品を
使用するのも有効です。


犬が皮膚病で痒がっているときには、
直ちに動物病院に連れて行き、
専門医に診察してもらうのは勿論ですが、
飼い主のみなさんにも、症状を軽減させたり、
悪化させないために、ワンちゃんにしてあげられることがあります。

患部を掻き毟って症状を悪化させたり、
傷口から二次感染してしまうようなことに
させない為にもしっかり気を付けてあげましょう。

痒みの主な原因としては以下のような条件があげられます。
生活環境が高温である場合
皮膚が乾燥している場合
空気が乾燥している場合

まず生活環境が高温である場合の対策ですが、
犬は体温が上昇すると痒みが悪化するので、
夏などは室内犬であればクーラーをかけたり、
室外犬であれば風通しの良い涼しい場所へと
ワンちゃんのお家を移動させてあげてください。

次に皮膚が乾燥している場合の対策です。
犬も人間と同じように皮膚が乾燥していると
痒みが悪化します。
このような場合にはベビーオイルなどを
週に三回程度、皮膚に少量塗ってあげてください。
水に溶かして一日に一回程度、
霧吹きで軽く吹きかけるという方法もあります。

最後に空気が乾燥している場合の対策ですが、
室内犬であれば加湿器を利用するのが最も有効です。
室外犬であるならば周辺に水をまいたり、
霧吹きで水をかけてあげたりすると良いでしょう。

また花粉や化学物質などのアレルギー性の皮膚病であれば、
アレルゲンから遠ざけてあげるのは勿論、
寄生虫などによる皮膚病であるならば直ちに駆除し、
細菌性の皮膚病であるならば生活環境を清潔に保つよう、
心がけてあげてください。

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