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2006年06月01日

犬の皮膚病の種類(アレルギーなどの皮膚病)

犬の皮膚病の種類(アレルギーなどの皮膚病)



動物には異物を排除しようとする免疫機能が備わっています。
この免疫機能が異物が体内に入ったとき、過剰に反応してしまうことを、
アレルギー性皮膚炎といい、その原因となる物質をアレルゲンと言います。
アレルギーによっては外耳炎を併発する危険もあります。

『アトピー性皮膚炎』
アトピー性皮膚炎とは、ほこりや花粉、ダニなどの
あらゆる抗原をアレルゲンとする皮膚病です。
アレルゲンを鼻や口から吸引すると、強い痒みにより、
幹部を傷つけてしまいます。
アトピー性の皮膚病は遺伝的素因が大きく影響すると言われ、
慢性化しやすく、一時的に治っても再発しやすい皮膚病です。

『ノミアレルギー性皮膚炎』
ノミのアレルギーによって起こる皮膚炎は最も多いと言われています。
ノミに刺傷された際に、ハプテンというアレルゲンがアレルギー性反応を起こします。
耳の後ろや背中、肛門の周辺に多く発症します。

『接触アレルギー』
接触アレルギーとは室内や小屋、食器などの
化学物質などをアレルゲンとするアレルギーです。
接触アレルギーを持つ犬は、そのアレルゲンとなる物質に接触した部位に
痒みや発疹、脱毛などの症状が見られます。首や腹部に多く発症します。
原因が特定されれば、アレルゲンに対して対応ができる為、
比較的完治しやすいアレルギーと言えます。

『食物アレルギー』
様々な食物に含まれる成分を摂取する事で起こるアレルギー皮膚炎です。
アレルゲンは主に肉や卵、牛乳や添加物などで、
症状としては腹部周辺に発疹や脱毛が見られます。
また下痢や嘔吐、発熱も食物アレルギーの症状です。

『内分泌性(ホルモン性)皮膚病』
ホルモン性の障害は若いワンちゃんや、メスのワンちゃんに多く見られ、
頭部や手足以外の部位が左右対称に脱毛します。
これは去勢手術や避妊手術をすれすることで改善が見られます。
また、他の犬の皮膚病とは違って、痒みがあまりないこともあります。

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2006年07月01日

犬の皮膚病の種類(細菌・真菌性の皮膚病)

犬の皮膚病の種類(細菌・真菌性の皮膚病)



細菌や真菌が寄生・感染して皮膚に炎症が起こることを細菌真菌性皮膚病と言い、
犬の皮膚病で脂漏症や膿皮症が入ります。動物には細菌やウィルス等の外的を排除
しようとする免疫機能が備わっています。しかし病気や老化・免疫力の低下により、皮膚が外的の
侵入を防ぎ身を守るバリアとしての役目が低下している時も細菌が侵入しやすくなります。

『皮膚真菌症』
主に糸状菌(しじょうきん)というカビが原因となる皮膚病です。
空気中に散っている胞子や、皮膚真菌症にかかっている動物との接触で感染します。
症状としては、体毛が細くなり、円形状の脱毛が見られます。
痒みはあまりないようですが、この円形状の脱毛は
悪化していくに連れ、大きく広がっていきます。

『脂漏症』
脂漏症は犬に多く見られる皮脂異常の皮膚病です。
内分泌異常、細菌、寄生虫、アレルギー、遺伝や栄養不足などが原因となり、
症状としては皮膚が湿る油性脂漏症というケースと、
皮膚が乾燥する(乾性脂漏症)ケースがありますが
どちらも 脂漏臭という強い臭いがあります。
強い痒みのため、脱毛も見られることもあります。
また、皮膚の新陳代謝が早まると、角質化が進むことにより乾性脂漏症

『膿皮症』
膿皮症は傷口から黄色ブドウ球菌などの細菌が感染することで発症します。
また、慢性の皮膚病や栄養不足、免疫力の異常なでも原因となります。
患部は主に顔、脇、指の間、股の内側などで、
症状としては炎症による非常に強い痒みのため、
患部を掻いたり、咬んだりすることにより脱毛が起こります。

『白癬』
カビの一種である白癬菌が原因で発症すると言われています。
皮膚が弱い犬や、免疫力や抵抗力が低下している犬に発症します。
症状としては円形状に脱毛し、かさぶたができて、
皮膚が赤く腫れたりすることがあります。

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2006年08月01日

犬の皮膚病の種類(寄生虫性の皮膚病)

犬の皮膚病の種類(寄生虫性の皮膚病)



犬の皮膚に寄生するものはノミ、ニキビダニ、
イヌセンコウヒゼンダニ、イヌツメダニ等があげあられています。
これらが皮膚に寄生すると犬は炎症等を起こします。

『毛包虫症』
別名ニキビダニ症と呼ばれる通り、犬の毛穴に寄生しているニキビダニが
異常繁殖することにより発症します。
生後1年以内の子犬によく見られ、テリア犬種や短毛種に多く発症するようです。
症状としては目や口などの皮脂腺が多く存在する部位の周囲が赤く腫れたり、
脱毛したりします。発症初期は痒みはありませんが、
悪化していくにつれ、皮膚がただれたり、ニキビのような膿が出て、
強い痒みが起こります。

『皮膚疥癬』
イヌセンコウヒゼンダニなどのダニの寄生によって起こる皮膚病で、
皮膚疥癬に感染している他の動物からの接触によって発症します。
患部は顔や耳、肘、かかとなどで症状としては非常に強い痒みがおこります。
引っ掻いたり舐めたりするためにかさぶたができたり、体毛にフケが出たりします。

『イヌツメダニ症』
その名の通り、イヌツメダニが皮膚の表面に寄生することにより発症します
多量のフケが出ることが特徴で、その多く重なったフケの中にイマツメダニがいます。

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